『横綱相撲 揚げ足を取ってばかりいると人間が小粒になる』201 人生、カッコよく 日本空手道建武館 篠田剛

2012-02-14

まずは相手の攻撃をしっかり受け止める。
全力を出し切らせる。
そのうえで奇策や不意打ちなどせず正攻法で勝つ。

これが横綱相撲です。

相手も自分の実力を100%出し切って負けるのですから、
言い訳もできません。
奇策や不意打ちだと姑息な手段と言われかねませんし、
相手は負けた気がしないものです。
やはり心底「こいつは強い」と言われるような戦い方が大事です。

それだけ弾き返せる力と自信と余裕があるからできるわけです。
だからこその「横綱相撲」なんですね。

双葉山の相撲はまさに横綱相撲だったそうです。
若かりし頃は実力が伴わず、
この正攻法があだで負けることもありました。

しかしある時を境に、
相手の突進をがっちり受け止めてはね返して勝ち始めます。

おそらく思うにこの頃、
体だけでなく心の修行をしていったのでしょう。
勝ち始めたのは技だけでなく、
精神的な強さが身についてきたからだと思っています。

安岡正篤との出会いもいっそう心を強固にさせたのは、
想像に難くありません。


政界、財界、芸能界、そして職場に日常生活もそうですよね。
人の揚げ足を取ったり、悪い点をついておとしいれたり。
それでは人は納得しません。
がっぷり右四つに組んで、
相手をまっすぐ受け止めて対応すべきでしょうね。

たいていのことには驚かない。
たじろぐこともない。
人の批判をせず包容力がある。
やはり性格というか、根性というか、
腹の大きい人は魅力があります。
力が湧いてきます。
こんな人のもとで一緒にやっていきたいと思いますよね。

人生の横綱相撲がとれるように。
まずは心を元気に。
人間が小粒にならないように。
心の鍛錬をしていきたいと思います。

最後まで読んで頂いてありがとうございました。
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篠田 剛 SHINODA Tsuyoshi 日本空手道建武館 館長
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■私は空手の指導で役に立つ財団法人日本体育協会公認上級指導員の資格を取得、また介護予防サポーター、こころの健康サポーターの講習を受けて道場生の体と心のケアに努めています。

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※『空手のこころ』は2010年9月~2012年9月にマイベストプロ東京で公開した『館長コラム』を転載したものですので、掲載している記述は執筆時点のものであり現況とは異なることもあります。

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