2012-02-16
歩かない小学生。
放課後は家に直帰してゲーム機…。
小学生は外遊びしないので歩数が激減したそうです。(※)
歩かなくなった原因がゲーム機。
私もそう思います。
では、子供がゲーム機に走る原因は何なのか。
それは外にワクワクがなくなったからだと思います。
ゲーム機なんてやっているよりも、
はるかに楽しいものが町になくなったからです。
私の小さい頃は空き地で遊んだものです。
廃屋があれば、それはもう格好の遊び場。
今は空き地への出入りは禁止。
けがをされると訴訟問題に発展するからです。
親が“けがをする我が子が悪い”と考えられなくなったからです。
また、昔は大声を出しても怒られませんでした。
それは、どこへ行っても当たり前のように、
子供の遊ぶ声が聞こえていたからです。
住人は子供の声に寛大で、情けや暖かみがありました。
今は子供の声は騒音にしか聞こえない人が、
多くなったんじゃないですか。
大声を出すと怒られ、親からも外遊びはあぶないと言われてしまう。
これでは外に出られなくなりますよ。
家にいた方が安全で気が楽なのですから遊ぶ機会も減ります。
だから。
子供が外遊びしたくなるように仕掛けましょう。
遊べる環境を作ってやりましょう。
古き良き時代を取り戻しましょう。
これは大人の責任でやるべきことなのです。
(※)
東京都教育委員会が初めて調査したところ、30年前と比べて歩数が3割減ったそうです。専門家の見解では、その原因はゲーム機などの影響で放課後に遊ぶ時間が減ったからだそうです。
最後まで読んで頂いてありがとうございました。
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篠田 剛 SHINODA Tsuyoshi 日本空手道建武館 館長
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※『空手のこころ』は2010年9月~2012年9月にマイベストプロ東京で公開した『館長コラム』を転載したものですので、掲載している記述は執筆時点のものであり現況とは異なることもあります。