2011-03-26
福島の地で奮闘している支部員に励ますメールを送りました。
しばらくすると彼らから返事が返ってきました。
本部長からのメールです…。
「心遣い感謝します。大丈夫です!
被災者はもう終わりました。すでに復興者ですから御心配なく!
御気持ち頂きます。心配された皆様にも宜しく御伝え下さい。」
そんな彼も、また日曜日から原発に入るそうです……。
田村市滝根町にいる拓大の後輩、
郡司君からもメールが返ってきました。
彼はガソリンスタンドを営んでいます。
「ありがとうございます。でも、大丈夫です!
ここは山が壁になり放射線も数値が低いです!
本部長に比べれば被害少ないのでこちらは大丈夫です!
月曜日の朝から地元福島で給油活動に専念しております!
まだ避難民がいらっしゃるのと、地元の企業や一般の方の為に、
給油活動致します。
自分たちは避難するのは最後です!
大変な時こそ、世の為人の為に!頑張って生きるだけです!」
郡司君の地域は自主避難と屋内退避区域です。
本部長のところより放射線の数値は低いかもしれませんが、
東京に比べればはるかに高い数値でしょう。
東京の我々が
“雨に当たるとまずい”と風評に踊らされてばかりではいけませんね。
本部長、郡司君たちのメールにはともに「!」がたくさんあります。
元気にしていますから心配しないでください!
そう気遣ってくれているのでしょう。
東京で暗く沈んでいる我々を励ましてくれているみたいで。
いや待てよ、反対だろう。
励ますつもりが何だか励まされている自分がいるのでした。
彼らは強い!
滝根SS 郡司石油(有)
http://kirari.tohoku-kuchikomi.jp/gakujin/gakujin003.html
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篠田 剛 SHINODA Tsuyoshi
日本空手道建武館 館長
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※『時局放談』は、2010年9月~2012年9月にマイベストプロ東京で公開した『館長コラム』を転載したものです。したがって、掲載している記述は執筆時点のものであり現況とは異なることもあります。