『空手で貢献』 17

2011-03-25

私たちに今できること。
まずは生き抜くための救援物資が必要です。

それがある程度いきわたると、次に精神的な安定が必要となります。
時間が経つと身近な人を亡くした辛さ、孤独、閉塞感で、
気持ちがふさがってしまうからです。
そこで話に耳を傾けてくれる人が必要になります。

さらに避難施設はプライバシーが保てず、
ストレスを吐き出すところがありません。
そういう時は興味のあるものに打ち込んだり、
集中したりするものも必要になります。
読書や音楽もいいでしょう。
スポーツは体を動かすのでストレスも発散されてとてもいいものです。

私は介護サポーターという講習を受講した一期生です。
そこで、おじいちゃん、おばあちゃんを、
元気にする体操もやってあげたいですね。

一番のお勧めは当然ながら空手です。
広いスペースも無用という便利さもあります。
両手両足を使うのでバランスよく体を動かせます。
特に私がやるのはミットで思い切り突いたり蹴ったりするので爽快です。
その時だけでも頭が空っぽになれます。

私はこういうことにやりがいを感じます。
空手をやっててよかったなぁ…と思う瞬間です。
そして、一緒にやった人も必ず
“よかったぁ”
と思ってもらえると思います。

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篠田 剛 SHINODA Tsuyoshi
日本空手道建武館 館長
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※『時局放談』は、2010年9月~2012年9月にマイベストプロ東京で公開した『館長コラム』を転載したものです。したがって、掲載している記述は執筆時点のものであり現況とは異なることもあります。

 

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