『肯定語辞典』173 人生、カッコよく 日本空手道建武館 篠田剛

2011-12-15

私はまた、似たようなものですが
『肯定語辞典』というものを自分の脳みそに搭載したいですね。
「~するな」を「~しろ」に変換するものです。

親がよく子どもに、あれしちゃダメ、これもダメ、
と言うのをよく聞きますね。

目ざとく見つけてはすかさず注意します。
まるで子どもの行動を監視しているように。

あれは結局、子どもを信用していないんです。
また悪さするんじゃないか?といつもキリキリしてしまうんです。

子どもとしても、いつも怒られてばかりなので反省しなくなります。
反発するようになるかもしれません。

実は私、シャイ、恥ずかしがり屋でした。
内気なため自分を表現できず引っ込み思案でした。

お前は暗いなぁ、その性格直せと言われたことがあります。
それがゆえに少しコンプレックスになったときもありました。

恥ずかしがり屋は悪いことなのか……。
つい、そう思ってしまうこともありました。

だけど違うんですね。
もちろん人と接するのは苦手かもしれません。
うまく言葉を表現できなくて汗をかいてしまうこともあります。

でも、それは決して陰気なのではありません。
恥ずかしがり屋と性格が暗いというのはまったく違います。

もし子どもの頃、お前は暗いなぁ、その性格直せと、
親から言われたらどうなっていたでしょう。

もしかしたら、親からの愛情を感じることなく、
育ってしまったかもしれません。

ですので、これからは頭の中に『肯定語辞典』を搭載して、
「これしちゃだめ!」から、
「こうしたほうがいいよ」に言い換えて子どもに話していきましょう。

最後まで読んで頂いてありがとうございました。
コラムは毎日書いていますので、よろしければ明日もまた読んでみてください。
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篠田 剛 SHINODA Tsuyoshi 日本空手道建武館 館長
財団法人日本体育協会公認上級指導員
介護予防サポーター こころの健康サポーター
板橋区にある地元密着の空手道場で“ガマンを売る空手家”
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よその子もうちの子。 技は心に応ず。 拳足は警策。
今、必要なのは弱者へのやさしさ。損をしても正しいことをする正義感。
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空手道 キックボクシング 女性専用ソフトキック 自主トレ
3歳からの空手運動クラス 60歳からのアンチエイジングトレーニング
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※『空手のこころ』は2010年9月~2012年9月にマイベストプロ東京で公開した『館長コラム』を転載したものですので、掲載している記述は執筆時点のものであり現況とは異なることもあります。

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