『大宅壮一の雑草教育』169

2011-12-11

新聞の社説に『自ら危機回避できる力育もう』とありました。
その実現のためには、子どものうちから小さな冒険をさせ、
ときに失敗も経験させることです。

これには痛みが伴うこともあるでしょう。
しかしその経験の積み重ねが、
危機回避できる力を育ませるのです。

さて、大宅壮一といえば日本を代表するジャーナリストであり、
ノンフィクション作家です。
その大宅さんの三女、大宅映子さんは、
父親から雑草教育を学んだといいます。

雑草教育
親の手を借りて咲くきれいな花ではなく、踏みつけられても自分で咲く雑草になれ。親の役目は、子どもを守るのではなく、見守ること。会社に入って叱られ、次の日から会社に行かなくなる若者が出てくるのも、親が過保護に守り過ぎて、体験が不足しているため。人間、生きていれば、転ぶこともあれば迷子になることもある。そんな時の対処法は、経験で学習するに限る。子育てにおいて、手を出さずに見守ることはとてもエネルギーのいること。でも、親は本当に危なくなったとき、出ていけばいい。人間は転んで立ち上がることで、成長していくのだから。


この雑草教育が自分を立て、自分を守り、
自ら危機回避できる力を育ませるのだと思います。

最後まで読んで頂いてありがとうございました。
コラムは毎日書いていますので、よろしければ明日もまた読んでみてください。
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篠田 剛 SHINODA Tsuyoshi 日本空手道建武館 館長
財団法人日本体育協会公認上級指導員
介護予防サポーター こころの健康サポーター
板橋区にある地元密着の空手道場で“ガマンを売る空手家”
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※『空手のこころ』は2010年9月~2012年9月にマイベストプロ東京で公開した『館長コラム』を転載したものですので、掲載している記述は執筆時点のものであり現況とは異なることもあります。

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