2012-09-26
コラムを書き始めたのが2010年9月28日。
そろそろ2年ですね。
毎日発信しようと心に決めて始めたら、
ほんとに一日も休まず続けてしまいました。
まるで、小学校の通知表にある欠席「0」をながめて、
「どうだ、ぼくってすごいでしょ」と自慢しているみたいですよね。
でも内心はそんな子供の気持ちです。
何でそこまで書き続けられたのか。
そのわけはとても単純です。
篠田って男はこういう奴なんだとわかってほしかったからです。
そこから、こんな奴がやっている建武館は、
どんな道場なんだろうと興味を持ってほしかったのです。
だけど…本当にそれだけなのか。
コラムを発信し続けられたその活力源はほかにないのか。
もしかしたら、その1つに“兄を越えよう”
…という私的感情も作用したのかもしれません。
館長を譲り受けたばかりの私は戸惑うことが多かった。
言う側に深い意味はないでしょうが、
前の館長はこうだったとよく言われましたね。
しかしこれは事実であってその差は歴然なので言われて当然です。
先代には先代の、俺には俺の持ち味がある、そう思えばよいのです。
ところが、
「お兄さんがいるからやっていられるんだよ」とも言われましてね。
これだけは何だか“ちくしょう”と思ってしまったんですね。
もう館長になったんだから控え目にしていないで、
俺のカラーを出しちゃおう。
そう思ったら妙に吹っ切れて、
どんどんメッセージを伝えていこうという気になりました。
走り始めに勢いがつきましたね。
そしていつの間にか走り続けていたという感じです。
それにしても毎日読んで頂いている皆さんが、
いたから続けられたというのが一番の気持ち。
何よりの活力、原動力となりました。感謝です。
最後まで読んで頂いてありがとうございました。
コラムは毎日書いていますので、よろしければ明日もまた読んでみてください。
篠田 剛 SHINODA Tsuyoshi 日本空手道建武館 館長
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※『おれの半生』は2010年9月~2012年9月にマイベストプロ東京で公開した『館長コラム』を転載したものですので、掲載している記述は執筆時点のものであり現況とは異なることもあります。