『お古のランドセル 卒業生から被災児に』 14

2011-03-22

東京も各地で被災者の受け入れが始まりました。
これから卒業式、そして入学式のシーズンです。

そういえばランドセルは?
着の身着のままでしょうから、
持っていない子がほとんどではないでしょうか。
親戚が買って届けてくれるかもしれませんし、
自治体が義援金で購入するかもしれません。

もし、ランドセルをあげたい子がいて、もらいたい子がいたら。
思い出のランドセルを、
被災した新1年生にプレゼントするのもいいですね。
弟や妹におさがりをするように。
なんでも新品がいいというばかりではありません。

実はこのアイデア、女房の案なんです。
何日か前に、私に話してくれました。
次男坊が小学6年生。
記念にとっておくつもりでしたが、
この震災で失くした子も多いだろうと。

見知らぬ土地で親も子も不安な毎日でしょう。
こういうときこそ“よその子もうちの子”という考えが大事です。
子ども達を元気づけてあげたい。

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篠田 剛 SHINODA Tsuyoshi
日本空手道建武館 館長
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※『時局放談』は、2010年9月~2012年9月にマイベストプロ東京で公開した『館長コラム』を転載したものです。したがって、掲載している記述は執筆時点のものであり現況とは異なることもあります。

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