『義侠の人 和の心にふれよう 板橋区立常盤台小学校の総合学習』147

2011-11-11

人として行うべき正しい道を「義」といいます。
自分をかえりみず弱い者を助けることを「侠」といいます。
そして、正義を守り弱い者を助けることを「義侠」というのです。

義侠とは、宮本警部のような人をいうのでしょう。
人を助けるんだ、という覚悟がなければできないことです。

惻隠とは、
人の困っているようすをかわいそうに思い心が痛むことをいいます。
義侠は惻隠よりも激しさを感じます。
思うだけでなく行動で示すという気概が感じられます。

こうすればこうなることと知りながら、あえて信じる道を突き進む。
突き進んだ結果、それが我が身に災いが起こるかもしれない。
その覚悟を持つ人が義侠の人ということなのでしょう。

中国の事件ではありませんが、
傍観者となってしまう人がとても多くいます。
人が困っていても、助けを求めていても、
手をさしのべようとしない人が多くいます。
ただ見ているだけの人、見て見ぬふりをしている人。
その方がとても気が楽です。

しかしそういう人になりたくないし、子ども達もそうなってほしくない。
男の子の原点はまさに金太郎のように「気は優しくて力持ち」でしたよね。

義侠の人。
子ども達にもそのかっこよさを伝えていきたいですね。

最後まで読んで頂いてありがとうございました。
コラムは毎日書いていますので、よろしければ明日もまた読んでみてください。
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篠田 剛 SHINODA Tsuyoshi 日本空手道建武館 館長
財団法人日本体育協会公認上級指導員 介護予防サポーター
板橋区にある地元密着の空手道場で“ガマンを売る空手家”
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※『空手のこころ』は2010年9月~2012年9月にマイベストプロ東京で公開した『館長コラム』を転載したものですので、掲載している記述は執筆時点のものであり現況とは異なることもあります。

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