『なぜ勇気か 和の心にふれよう 板橋区立常盤台小学校の総合学習』146

2011-11-10

板橋区立常盤台小学校といえば、
殉職された宮本警部とは切っても切れない関係です。
あの出来事は2007年2月6日、
常盤台小学校からほど近いときわ台駅で起こりました。
線路内に入った女性を助けようとして殉職されたのです。
児童からも親切なお巡りさんと慕われていました。

宮本警部が警察学校時代、その卒業アルバムの寄せ書きに、
「誠実・誠心誠意」
と書いたそうです。
誠の文字が3つもありました。まさに宮本警部の人柄の表れです。

宮本警部の行動は、この「誠」と、そして「勇気」ではないでしょうか。
宮本警部の勇気ある行動に感銘を受けた方が
「その勇気を忘れないで」という歌を作りました。
事故の翌年、
ここ常盤台小学校で「宮本警部を偲ぶ集いとコンサート」が開催され、
当時の児童のみんなが、この歌を合唱したそうです。

まじめや愚直さがばかにされがちな世の中にあって、
宮本警部はまさにその言葉通りの人でした。
嘘やサギまがいがまかり通っている昨今、
愚直さこそ最も必要とされるものではないでしょうか。


宮本警部を偲ぶ集いとコンサート

板橋区役所の庁舎でも毎週金曜日の朝にこの歌を流しているそうです。

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最後まで読んで頂いてありがとうございました。
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篠田 剛 SHINODA Tsuyoshi 日本空手道建武館 館長
財団法人日本体育協会公認上級指導員
介護予防サポーター こころの健康サポーター
板橋区にある地元密着の空手道場で“ガマンを売る空手家”
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※『空手のこころ』は2010年9月~2012年9月にマイベストプロ東京で公開した『館長コラム』を転載したものですので、掲載している記述は執筆時点のものであり現況とは異なることもあります。

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