2012-07-16
協力雇用主というものを知っていただくシンポジウムが明日行われます。
なぜ、雇用、雇用、と言うかというと、再犯率が関係しています。
再犯、つまり再び罪を犯してしまう人は圧倒的に無職者なんです。
もちろん有職者の中には再犯する人もいますが、
無職者はその4倍にもなってしまいます。
犯罪をした人や非行のある少年で保護観察が必要な人の数は、
年間およそ10万人です。
それに対して、そういう人たちを雇っていいよと言ってくれる、
雇用主はおよそ1万人。
1社につき10人雇えば済む話ですが、
そんなにたやすいことではありません。
職種や年齢など、いろいろな条件がマッチしなければ、
適合できないからです。
だからこそ、より多くの雇用主の存在が必要なんです。
しかし前歴をこわがって、積極的に雇用してくれる人はなかなかいません。
だけど、この世の中には、話せばわかる人もいます。
そこで、このたびこのようなシンポジウムを開くことにしたのです。
最後まで読んで頂いてありがとうございました。
コラムは毎日発信していますので、よろしければ明日もまた読んでみてください。
篠田 剛 SHINODA Tsuyoshi 日本空手道建武館 館長
■建武館はK-1戦士を生んだ板橋初の道場です。空手道場というと、とても怖くて敷居が高いイメージですが、入ってみると意外にそうでないことがわかります。3歳の幼児からシニアまで。軽く汗を流したい人からプロ志向まで。運動が苦手な人からフィジカルエリートまで。すべての人がそれぞれの目的を達成できるよう考えられた道場なのです。
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※『ひと・もの・こと』は、2010年9月~2012年9月にマイベストプロ東京で公開した『館長コラム』を転載したものです。したがって、掲載している記述は執筆時点のものであり現況とは異なることもあります。