『急きょのトイレ手磨き 子ども達は抵抗感なくごしごし』144

2011-11-08


一緒にトイレ掃除するぞ。
こっちに来い。

昨夜、私はいつものように一人でトイレ掃除をするつもりでいました。
道場の2階には小さなテーブルとイスのある休憩所があります。
そこに特別クラスの子ども達数人が、
稽古のあと居残ってたむろしていました。
通路にバッグを置いたら迷惑だぞ!と叱ったついでに、
こっちに来い、ということになったのでした。

急きょ、私と一緒にトイレ手磨きをすることとなった7人。
いやな顔をするかなと思いましたが意外、
すんなり“オス”と言ってついてきました。

誰から先にやる?と聞くと、僕からやります!という子もいました。
小便器のボタンを押して水を流しながら手でごしごしすると、
水しぶきが服や顔にかかります。
「ひっかかる!」と言いながらも避けるそぶりも見せず、
しっかりと磨いた子もいました。
みんな、トイレ手磨きの抵抗感はなくなってきていましたね。
いいことです。

いくら組手が強くても、こういう汚れる仕事を嫌がるようではだめ。
汚れる仕事を自分から買って出る。
そういう人間に育てていきたいですね。

カメラを用意していなかったので、持っていた携帯電話でパシャリ。
みんないい顔。
たまにはこういうことも、いいものです。


今回でコラム連載400回。
タイミングよくこんなことがありましたので、
割り込みさせていただきました。
板橋区立常盤台小学校のお話しの続きは次回とさせていただきます。

最後まで読んで頂いてありがとうございました。
コラムは毎日書いていますので、よろしければ明日もまた読んでみてください。
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篠田 剛 SHINODA Tsuyoshi 日本空手道建武館 館長
財団法人日本体育協会公認上級指導員
介護予防サポーター こころの健康サポーター
板橋区にある地元密着の空手道場で“ガマンを売る空手家”
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※『空手のこころ』は2010年9月~2012年9月にマイベストプロ東京で公開した『館長コラム』を転載したものですので、掲載している記述は執筆時点のものであり現況とは異なることもあります。

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