『車酔い不安克服』144

2012-08-13

幼少のころの私はあまり自分に自信が持てませんでした。
だから自分の至らない部分をさらけ出すなんて、
恥ずかしくてとてもできませんでした。

だから失敗を恐れました。
失敗したらしたで仕方ないなんて、とてもとても思えませんでした。

カッコつけしい、ええかっこしいだったんです。

ところが拓殖大学の拓禅会に入るとかっこつけてなんかいられません。
むしろかっこわるいことばかりやらなければなりません。
馬鹿歌を歌ったりチンブラしたり、いろんなことやらされました。

すると、ちっぽけなプライドというのが消えていくんですね。

ある時、仲間と車で海に出かけました。
私は車酔いがはげしくて、小さい頃からそれが悩みの種でした。

車を走らせると、じわじわと唾が口の中にたまってきます。
それが車酔いのシグナルなんです。

これまでの私は唾がたまると、
“酔っちゃいけない。げろ吐いたらかっこ悪い”
こんなことばかり考えて車の中で小さく息を殺していました。

ところがどうでしょう。
拓禅会でチンブラしたりしたおかげで、
今までの篠田剛には考えられない行動をしました。

最後まで読んで頂いてありがとうございました。
コラムは毎日発信していますので、よろしければ明日もまた読んでみてください。


篠田 剛 SHINODA Tsuyoshi 日本空手道建武館 館長
カッコ悪さをさらけ出せる奴がカッコいい
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※『おれの半生』は2010年9月~2012年9月にマイベストプロ東京で公開した『館長コラム』を転載したものですので、掲載している記述は執筆時点のものであり現況とは異なることもあります。

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