2011-11-06
常盤台小学校の総合学習に私は空手の講師として児童に講義しました。
そのときお話ししたことを綴っています。
「我慢」
「感じる力」
「勇気」
私はこの3つのキーワードを主軸にして講義を進めました。
そのふたつめの「感じる力」。
これには「他人の気持ちを察する」というものがあります。
我が身と置き換えて、
「痛いだろうな」「怖いだろうな」「不安だろうな」「嬉しいだろうな」
と察する気持ちです。
かわいそうだなと思う「惻隠の心」もそれです。とても大事なことです。
たとえば新人が初日を迎え、不安な気持ちで道場に入ったとします。
その不安な気持ちを察した先輩は、
必ずひと声をかけて気持ちをなごませてくれます。
そういう優しさは絶対に大事です。
見過ごさず勇気をもって声をかけたいものです。
我が身と置き換えて考えることの大切さは、こういうときにも感じます。
それは自分の思い込みで人を見ていたとわかったときです。
結局は自分がいけなかったんだとわかったとき、
その人の立場を考えずにいたことを反省します。
感じる力はとても大事。
そういうことを常盤台小の子ども達に話しました。
最後まで読んで頂いてありがとうございました。
コラムは毎日書いていますので、よろしければ明日もまた読んでみてください。
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篠田 剛 SHINODA Tsuyoshi 日本空手道建武館 館長
財団法人日本体育協会公認上級指導員
介護予防サポーター こころの健康サポーター
板橋区にある地元密着の空手道場で“ガマンを売る空手家”
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※『空手のこころ』は2010年9月~2012年9月にマイベストプロ東京で公開した『館長コラム』を転載したものですので、掲載している記述は執筆時点のものであり現況とは異なることもあります。