『身の危険を感じ取る感覚 和の心にふれよう 板橋区立常盤台小学校の総合学習』141

2011-11-05

キーワードのひとつ、「我慢」については、
これまでに何度か申し上げているのでおわかりでしょう。

痛みを堪えるという我慢。
楽に流されないという我慢。
孤独に耐えるという我慢。
そう、我慢にもいろいろあるのです。

ふたつめのキーワードは「感じる力」です。
身の危険を感じ取る感覚がそれです。

たとえば暗い裏通りや駅ホームの白線で立っているときなどは、
周囲や背後を何となく気にします。
白線の外側に立っている人を見かけるたびに、
“危ないなぁ”と思うことがよくあります。

身の危険を感じ取れるかどうかは、その人のそれまでの経験にもよります。
このことについては『空手のこころ』19で詳しく書いてありますのでお読みください。

若かりし頃は血の気が多かった私は、
ケンカすることもしばしばありました。

そんな経験を積むと、ある場所、ある状況で、
ケンカになりそうな雰囲気を感じ取れました。
何だか雲行きが怪しくなってきたぞ…と。
においというか、ぴんと来るものがあるんです。

だから、ここでケンカしちゃまずいだろうという時は、
回避する行動を起こすことができます。
感じる力で、ケンカを未然に防げたことがよくありましたね。

最後まで読んで頂いてありがとうございました。
コラムは毎日書いていますので、よろしければ明日もまた読んでみてください。
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篠田 剛 SHINODA Tsuyoshi 日本空手道建武館 館長
財団法人日本体育協会公認上級指導員
介護予防サポーター こころの健康サポーター
板橋区にある地元密着の空手道場で“ガマンを売る空手家”
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※『空手のこころ』は2010年9月~2012年9月にマイベストプロ東京で公開した『館長コラム』を転載したものですので、掲載している記述は執筆時点のものであり現況とは異なることもあります。

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