2012-05-22
57歳の最年長で勝利を飾った村田友治さん。
リングを下りて控室に引き揚げるまでの道すがら、
観客から温かい拍手と声援を受けていました。
その後ろ姿には、
達成感やら充実感やらが感じられてカッコよかったですね。
控室に戻った村田さんを、
セコンドについた島野と菅原君(キイチと呼んでいます)が出迎えました。
私も思わず感激して撮った写真がこれです。
控室にいた我々には何とも言えぬ思いを感じていました。
それは、年齢に縛られずチャレンジし続けている、
村田さんのスピリッツ―魂です。
セコンドについたキイチは、
2週間後に迫った新空手の全日本選手権に出場します。
実はキイチも村田さんと同じく最年長なのです。
隣にいる島野智広。
島野も40を過ぎているのに体の動きは現役そのもの。
若造には負けません。
常に体のケアを怠らず、日頃から努力を積み重ねた結果です。
村田さんはアマチュアキック、キイチは空手、島野はプロキック。
戦う場は違えども、
それぞれ自分の夢に向かって挑戦し続けているのは同じです。
年を取ったことを言い訳に夢を諦めない。
可愛い孫に囲まれれば、おじいちゃんとなって老け込むのが普通です。
ところが村田さんは逆に孫を励みにして練習を続けました。
そのおかげでさらに“強いおじいちゃん”に進化していました。
誰もが夢を追うことを忘れたら、とたんに老け込んでしまいます。
みなさんも生涯現役のチャレンジャー、であってほしいと思います。
…あとでその写真を見ながらふと思いました。
みんないい歳になったよなぁ、と(私を含め=苦笑)。
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篠田 剛 SHINODA Tsuyoshi 日本空手道建武館 館長
■建武館では空手やキックボクシングはもちろん、3歳から始められる空手運動クラス、女性でも気軽にできるソフトキック、60歳からのアンチエイジングトレーニング、自主トレーニングコースも常設しています。
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※『ひと・もの・こと』は、2010年9月~2012年9月にマイベストプロ東京で公開した『館長コラム』を転載したものです。したがって、掲載している記述は執筆時点のものであり現況とは異なることもあります。