『チャレンジすることは素晴らしい』135

2011-10-30


難しいことにチャレンジするのは少し勇気がいります。
失敗するかもしれません。
だけどそれを恐れていてはいつまでたっても変わりません。

失敗したら恥ずかしい。
ばかにされるかもしれない。
嫌われるかもしれない…。

すべて人の目。
人の目を気にするあまり、チャレンジすることをためらってしまいます。
それでは何の新たな発見や出会いなどできません。
失敗してもいいんです。

ただ、今は、人の失敗をとやかく言う者が多いのも事実です。
突出する者を叩く意地悪さが、残念ながら世の中にあります。

したがって一番手は風当たりが強いからなりたがらない。
様子見をしながらその後ろを走っていれば、
一番手が風よけになって気が楽なわけです。

そういう人たちは、他人が失敗しようものなら、
それ見たことかと嘲笑いごもっともな忠言をします。

その言葉は論理的に正しいことばかりです。
だけど、何か熱い気持ちが伝わりません。
人情味というのか、人間味というのか。
チャレンジしては失敗し、
頭かきかきしながらもやる人の方が熱い血を感じます。

アメリカ大統領ルーズベルトはこんなことばを残しました。
「出来るか」と聞かれたら、
いつでも「もちろん」と答えよう。
やり方はそのあとで懸命に見つければよい。


世の中全体がそんな風潮になれば、
周りがみんなもっと前向きになれるはずです。

板橋区民まつりの特設ステージは中盤を迎えています。
ステージ上では特別クラスメンバーによる、
難易度の高い試し割りが始まりました。
これまで道場で何度も失敗を繰り返しながら練習を続けてきた技です。
子ども達には、ぜひとも失敗を恐れず、
何事もチャレンジしてほしいと思います。

最後まで読んで頂いてありがとうございました。
コラムは毎日書いていますので、よろしければ明日もまた読んでみてください。
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篠田 剛 SHINODA Tsuyoshi 日本空手道建武館 館長
財団法人日本体育協会公認上級指導員 介護予防サポータ
板橋区にある地元密着の空手道場で“ガマンを売る空手家”
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※『空手のこころ』は2010年9月~2012年9月にマイベストプロ東京で公開した『館長コラム』を転載したものですので、掲載している記述は執筆時点のものであり現況とは異なることもあります。

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