『ままよ 開き直りはやせガマンから』134

2011-10-29


板橋区民まつりの特設ステージ。
これから中学1年生によるバット折りが始まろうとしています。

バット折りは向う脛でおります。
ここは弁慶の泣き所と言われるだけにとても痛いところです。

一度失敗すると激しい痛みが刷り込まれて、
二度目は思い切り蹴るのをためらってしまいます。

思い切り振りきれないものですから力が弱くてまた折れない。
痛みだけが折り重なっていき、結局はお手上げ…。
試し割りの経験者ならわかると思います。

そんな状況になったらどうすればよいか。
それは…。

ままよ。

これしかありません。

骨が折れたってかまわねぇ。
やっちまえ!

もう、開き直って振り抜くんです。

開き直れるか、ためらってしまうか。
これはガキのころからどれだけやせガマンの経験を積み重ねたかによります。

開き直るべきときに開き直れる。
心が強くなくてはできません。
だからこそ、子ども達には小さなやせガマンを経験させたいと思うのです。

最後まで読んで頂いてありがとうございました。
コラムは毎日書いていますので、よろしければ明日もまた読んでみてください。
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篠田 剛 SHINODA Tsuyoshi 日本空手道建武館 館長
財団法人日本体育協会公認上級指導員 介護予防サポーター
板橋区にある地元密着の空手道場で“ガマンを売る空手家”
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※『空手のこころ』は2010年9月~2012年9月にマイベストプロ東京で公開した『館長コラム』を転載したものですので、掲載している記述は執筆時点のものであり現況とは異なることもあります。

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