『朝まで歩き続けることができるか』135

2011-07-02

眠らずに歩き続けることができれば、富士登山行きの切符がもらえる。
お兄ちゃんと同じように富士山に登れる。

よし、やってみる。
父と子の話し合いで、決めました。

眠気に弱いから夜通し歩けるか試す、という発想。
世間からみればバカな親子に映るでしょうね。
それを本気でやるわけですから!

ルートは川越街道。
街道という言葉が、ただ何となく歩く旅に似合っているというだけで、
選んだ理由は特にありません。

大山から、川越に向かって、ただひたすら、
父子二人で黙々と歩き続けます。
歩き続けることができるか。
ただそれだけのために。
何て単純な父子でしょう!

時は8月始めの金曜日の夜…いや日付が変わって土曜日の0時。
富士山八合目の山小屋を出発するのと同じ時刻です。

リュックには本番と同じ備品を詰め込み、もちろん登山靴も履きました。
次男坊の大生と私は、家族に見送られて家を出発しました。

幹線道路なので、車や人通りも多く、真夜中という感じはしません。
とはいえ、大生はいつもなら、もうすでに寝ている時間です。

はたして、ぐずらずに、ずっと歩き続けることはできるのか?
徹夜行脚、オーバーナイトウォーキングの始まりです。
…続く。

最後まで読んで頂いてありがとうございました。
コラムは毎日書いていますので、よろしければ明日もまた読んでみてください。

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篠田 剛 SHINODA Tsuyoshi 日本空手道建武館 館長
財団法人日本体育協会公認上級指導員 介護予防サポーター
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※『おれの半生』は2010年9月~2012年9月にマイベストプロ東京で公開した『館長コラム』を転載したものですので、掲載している記述は執筆時点のものであり現況とは異なることもあります。

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