2011-10-08
大らかに接したい。
ささいなことに目くじらを立てない。
そうしようと思うのは、
おやじと過ごした17年の中で、ど突かれた記憶が一度もないからです。
学校でけんかして帰ってきても、
仲間と家の前で夜遅くまで駄弁っていても、
時には言いたいこともあったでしょうが、じっとこらえていました。
おやじは咎めることもなく、ひたすら私を信じてくれていました。
俺もおやじのように振る舞うぞと、心に誓ったものです。
やがて子どもができて自分がおやじになると、
それは容易いものではないと知りました。
自分の未熟さを知りました。
おやじの度量の大きさを知りました。
最後まで読んで頂いてありがとうございました。
コラムは毎日書いていますので、よろしければ明日もまた読んでみてください。
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篠田 剛 SHINODA Tsuyoshi 日本空手道建武館 館長
財団法人日本体育協会公認上級指導員 介護予防サポーター
板橋区にある地元密着の空手道場で“ガマンを売る空手家”
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※『空手のこころ』は2010年9月~2012年9月にマイベストプロ東京で公開した『館長コラム』を転載したものですので、掲載している記述は執筆時点のものであり現況とは異なることもあります。