『いきなり殴ったら武勇伝 かっこよさの物差しが違う』127

2012-04-10

国立市の高校生6人が金を出せと強盗傷害事件を起こしました。
誰が多く奪えるかをゲーム感覚で競っていたようです。

少年らは「いきなり殴ったら武勇伝になると思った」ようです。
いやいや、武勇伝とは“立派な勇ましさ”のこと。
少年らの行動には立派さが抜け落ちているんですね。
抜け落ちていればそれは“蛮勇”。
本当の勇気ではない。
かっこよさの物差しが違うと、こうなってしまいます。

さあ、新学期。
いい友を見つけよう。

与謝野鉄幹が作詞した『人を恋ふる歌』は拓大時代によく歌いました。
その一節にある「友をえらばば書を読みて六分の侠気四分の熱」。
これは友選びの尺度を表しています。

この歌のように、自分の中にかっこいい物差しを持ちたいものです。
友選びは大事です。

最後まで読んで頂いてありがとうございました。
コラムは毎日掲載していますので、よろしければ明日もまた読んでみてください。

篠田 剛 SHINODA Tsuyoshi 日本空手道建武館 館長
■今、必要なのは弱者へのやさしさです。損をしても正しいことをする正義感です。

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※『ひと・もの・こと』は、2010年9月~2012年9月にマイベストプロ東京で公開した『館長コラム』を転載したものです。したがって、掲載している記述は執筆時点のものであり現況とは異なることもあります。

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