『足腰の衰えをセルフチェック』115

2011-08-30

50歳を過ぎると、なんと7割以上が、
運動器に障害を起こす可能性があるようです。
介護予防の見地からすれば、
ならば40歳代から何らかのかたちで取り組みを始めていればよいのです。

ところが、そう思う通りにはいきませんよね。
筋力が目に見えて衰えはじめて、やっと気づくものです。

だから、“このままではまずい”と本人が気づくことが出発点になるのでしょう。
そこで簡単にセルフチェックできるものがあります。
それが以下の7項目ですのでやってみてください。

① 家の中でつまずいたり滑ったりする
② 階段を上るのに手すりが必要である
③ 15分くらい続けて歩くことができない
④ 横断歩道を青信号で渡りきれない
⑤  片脚立ちで靴下がはけなくなった
⑥ 2kg程度(1リットルの牛乳パック2個程度)の買い物をして持ち帰るのが困難である
⑦ 家のやや重い仕事が困難である

いかがでしたか?
もしひとつでも当てはまれば運動器が衰えているサインだそうです。
実は、ここだけの話ですが、私はここ数週間、①が多くて参っています(悩)。

何か月か前に1度、いつもの朝の走りの最中に、
平坦な車道でつまずいてゴロンと一回転しました。
前方から走り寄る自家用車のすれ違いざま、
本当にぴったりのタイミングでその真横で転倒しました。

筋力の衰えなのか、体調がすぐれていなかったせいのかはわかりませんが。
いずれにせよ、トレーニングを怠るな、ちょっと警戒せよ、
というシグナルだと受け止めています。

あなたも、“私はまだまだ大丈夫”と安心していませんか?
遅かったと、あとで後悔するよりも、今から予防に心がけましょう。

最後まで読んで頂いてありがとうございました。
コラムは毎日書いていますので、よろしければ明日もまた読んでみてください。
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篠田 剛 SHINODA Tsuyoshi 日本空手道建武館 館長
財団法人日本体育協会公認上級指導員 介護予防サポーター
板橋区にある地元密着の空手道場で“ガマンを売る”空手家
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※『空手のこころ』は2010年9月~2012年9月にマイベストプロ東京で公開した『館長コラム』を転載したものですので、掲載している記述は執筆時点のものであり現況とは異なることもあります。

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