『ストレス歓迎』113

2011-08-27

適度なストレスはとても体にいいものです。
心のストレスのことではありません。

例えばどくだみやハーブにある微量の毒素という「ストレス」を飲むことで、
美容と健康に効果が出ます。
カフェインが含まれるコーヒーなども、
多量でなければ利尿作用や眠気覚ましに効果があります。

ワクチンは病原体という「ストレス」をわざと体に投与します。
それによって感染症にかかりにくい丈夫な体にさせます。

地球上には重力がありますので、自分の体重が足腰にのしかかります。
これがちょうどバーベルの代わりとなって、
足腰のウエイトトレーニングとなっているのです。

私たちは、この重力という「ストレス」によって、
自然と鍛えられているわけです。
無重力にいる宇宙飛行士の筋力が減衰するのも、
なんとなくわかりますね。

しかし、ただ重力の重みだけでは足りません。
筋力がつくことよりも、衰えるスピードの方が速いからです。

だから筋トレをするのです。
筋トレで適度な「ストレス」を与えるのです。
筋肉というのは、そのストレスに対抗しようとして増強されるものなのです。

筋肉だけでなく、骨もまた、丈夫になるためにストレスを歓迎しています。
骨はおもしろいことに、
力の衝撃を受けるとカルシウムが付着するという特性があります。

そして、衝撃が強ければ強いほど、
カルシウムの量が増えてより強くなるというのです。
ということは、歩くよりジョギング、ジョギングよりサッカー、
サッカーよりラグビー…という感じです。

こうしてみると、ストレスは適度であれば体にとてもいいことがわかります。
したがって、ストレス歓迎、なのです。

最後まで読んで頂いてありがとうございました。
コラムは毎日書いていますので、よろしければ明日もまた読んでみてください。
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篠田 剛 SHINODA Tsuyoshi 日本空手道建武館 館長
財団法人日本体育協会公認上級指導員 介護予防サポーター
板橋区にある地元密着の空手道場で“ガマンを売る”空手家
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