『指導員との組手の日』110

2011-09-07

現在、子ども達に指導をしているのは3人の指導員です。
私はすでに子どもの指導から一線を引いていますので、
彼らを通じて「技と心」を伝えてもらっています。

技の教え方については特に定めていません。
彼らは素晴らしい技術の持ち主ですし、
ましてや技は変化するものだからです。

ただし、心の部分は三者三様ではいけません。
これだけは間違えずに伝えてもらいたいと強く思っています。
とはいえみな心についても良く理解してくれているので安心しています。

しかし以前のように3人と稽古をすることがなくなりました。
やはりデスクでの会話だけですと阿吽の呼吸というものが少し鈍ります。
体を動かさないと運動神経が鈍ってくるのと似ていますね。

そこで「久しぶりにやろう」と4人で稽古をすることにしました。
自分のふがいなさを感じた、あの日の組手稽古です。

実は、この日は奇しくも本澤が私を説得して心が動いたのと同じ日でした。
おやじの誕生日でもありました。

心のメッセージを指導員に伝えようとしたこの日。
偶然ではないのだと思います。

最後まで読んで頂いてありがとうございました。
コラムは毎日書いていますので、よろしければ明日もまた読んでみてください。
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篠田 剛 SHINODA Tsuyoshi 日本空手道建武館 館長
財団法人日本体育協会公認上級指導員 介護予防サポーター
板橋区にある地元密着の空手道場で“ガマンを売る”空手家
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※『空手のこころ』は2010年9月~2012年9月にマイベストプロ東京で公開した『館長コラム』を転載したものですので、掲載している記述は執筆時点のものであり現況とは異なることもあります。

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