2011-09-06
出し切る、晒す。
こんな組手ができる人はとても勇気のある人だと思います。
出し切れば限界の姿を人前に晒しだします。
限界の姿は、ある人からみれば無様に映るかもしれません。
晒す、ということの勇気。
先輩とやる時は常に全力で。
遠慮するのは先輩をいたわっていることになる。
先輩に遠慮は無用。
先輩も無様な姿を晒せばよいのです。
出し惜しみをしないほうがいいもうひとつの理由。
それは、言い訳を作れるから。
ホントはもっとできた。
奴はたいしかことない。
そのように、あとから言い訳が作れるから。
言い訳なんて言えなくなるほど限界の姿を晒しだすことが大事。
限界の姿は、ある人からみれば実に爽快にカッコよく映るものです。
最後まで読んで頂いてありがとうございました。
コラムは毎日書いていますので、よろしければ明日もまた読んでみてください。
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篠田 剛 SHINODA Tsuyoshi 日本空手道建武館 館長
財団法人日本体育協会公認上級指導員 介護予防サポーター
板橋区にある地元密着の空手道場で“ガマンを売る”空手家
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※『空手のこころ』は2010年9月~2012年9月にマイベストプロ東京で公開した『館長コラム』を転載したものですので、掲載している記述は執筆時点のものであり現況とは異なることもあります。