そんな時期、一つ下の後輩の戸谷は、
通学途中に“運悪く”私と大山駅で会ってしまいました。
学生服も背筋もキチッとしている戸谷に、
汚い手ぬぐいを腰にぶら下げ、破帽をかぶらせました。
池袋駅で別れるまで戸谷はその格好。
急にそんな恰好させて申し訳なかったが。
遊び心もありましたがバンカラのかっこよさも味わわせたかったんです。
考えると不思議です。
恥ずかしがり屋が堂々とちんぶらするような男になってしまうのですから。
だから人は後天的に変われる!そう思ったものです。
どうせ自分は…なんてあきらめている人はいませんか?
最後まで読んで頂いてありがとうございました。
コラムは毎日書いていますので、よろしければ明日もまた読んでみてください。
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篠田 剛 SHINODA Tsuyoshi 日本空手道建武館 館長
財団法人日本体育協会公認上級指導員 介護予防サポーター
板橋区にある地元密着の空手道場で“ガマンを売る”空手家
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※『ひと・もの・こと』は、2010年9月~2012年9月にマイベストプロ東京で公開した『館長コラム』を転載したものです。したがって、掲載している記述は執筆時点のものであり現況とは異なることもあります。