『減点主義の悪習を断ち切るには先入観を捨てること』102

2011-08-09

減点主義が習慣になると、つい粗探しがクセになってしまいます。
それが高じると、人の落ち度ばかり目についてしまいます。

そもそも人間は、生き残る上で“疑る能力”を備えました。
例えば、
「豪雨のあとは水嵩が増すかもしれないので川に近寄らないようにしよう」
といった具合です。

しかし、それが度を過ぎると一方的なものの見方しかできなくなり、
ネガティブな思考に陥ります。
さらに深みにはまると先入観や偏見が生まれます。

学校の友人関係、会社の同僚、近隣しかり。
それは人間関係を崩すもとになるのでとても厄介です。

そういう時は一度立ち止まって、
“自分自身はどうなの?”
とわが身を振り返るようにします。
そして、先入観や偏見を思い切って捨てて、
改めて新鮮な目で確認するのです。

すると、今まで決めつけていたものが、
実はそうではなかったと気づくかもしれません。
そうなると、おもしろいように、その人に親しみを持つようになります。
不思議です。

減点主義はよくないというお話でした。

最後まで読んで頂いてありがとうございました。
コラムは毎日書いていますので、よろしければ明日もまた読んでみてください。
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篠田 剛 SHINODA Tsuyoshi 日本空手道建武館 館長
財団法人日本体育協会公認上級指導員 介護予防サポーター
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※『空手のこころ』は2010年9月~2012年9月にマイベストプロ東京で公開した『館長コラム』を転載したものですので、掲載している記述は執筆時点のものであり現況とは異なることもあります。

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