『いつか野暮と言われても本気で』100

2012-01-25

自分と家族のために。
ぶれずに夢に向かって努力するために。
未来をつかむために…。

大人達はみんな、いろんな思いで水をかぶったようでした。
それがひしひしと熱く伝わってきましたね。

子ども達にとっても、
この経験が必ず自信につながったことでしょう。

つめたかったよなぁ、大変だったよなぁ…
だけどそれを乗り越えることができた。
やり遂げたんだ。

子ども達にとってこの自信は大きいはずです。
水をかぶる理由もそこにあります。

ほんとにこれからもいろんな経験をさせたいですね、
子ども達には。

よその子もうちの子。
私は道場の子どもは自分の子どもだと思っています。
とはいえ、私にはいわゆる世間一般の育て方はできそうにありません。
そこで私は、私にできる唯一の、
ドがつくほど本気な生き方を見せていきます。

ところで。
本気、ということについて思うことがあります。
震災が起きた後は、
本気になるのは恥ずかしいことではないと思う人が増えた気がします。

しかし、月日が経ち、震災の悲惨さを忘れる頃になると、
以前に逆戻りしてしまうんでしょうね。
つまり本気は野暮と。

私は一生懸命に生きるおやじの姿を見せることが大事だ、
というこだわりを持っています。
だから、彼らと接するときは常に本気です。
どんなことでも、例えバカげたことであっても、本気でやる。
本気で話す。
そんなおやじの姿を見て育っていってほしいですね。
こだわりますよ、私は。

父兄の方も一緒に豚汁を食べました。
(父兄を撮った唯一の写真、使わせてもらいました!)

最後まで読んで頂いてありがとうございました。
コラムは毎日書いていますので、よろしければ明日もまた読んでみてください。

篠田 剛 SHINODA Tsuyoshi 日本空手道建武館 館長
■“技は心に応ず”“拳足は警策”も心構えとしてなくてはなりません。“よその子もうちの子”はこれからの社会の在り方として建武館が投げかける大事なメッセージです。

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※『空手のこころ』は2010年9月~2012年9月にマイベストプロ東京で公開した『館長コラム』を転載したものですので、掲載している記述は執筆時点のものであり現況とは異なることもあります。

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