感慨 裕貴デビュー  建武館 館長

裕貴がキックデビューすることになった。
とても感慨深い。

裕貴が入会したのは今から17年前。
5歳の裕貴は無邪気な男の子だった。

当時は夏合宿にもよく出掛けた。
車酔いする裕貴は助手席の私の膝の上が指定席だった。

酔いそうだったからか緊張してるからか、神妙な顔つきなのがいじらしい。
ちょこんと座った裕貴は、歳の差からもまるで親子のようだった。


あどけない裕貴だが、稽古への集中力は半端でなかった。
試合に出れば地元では敵なしで、東日本でも上位入賞を果たした。

裕貴が入会して3年が経った。
少年部は、寸止めから直接打撃に移行し、技が一新した。

裕貴はその技の変化にも対応してのけた。
直接打撃でもメキメキ上達していった。

寸止めでは数々の成績を残した。
では直接打撃ではどうだろう…。

移行して1年。
裕貴は、新空手K‐4という未知の試合に挑戦した。

だが不安を払拭するかのようにみごと勝利。
あれから13年、裕貴はアマチュアの戦いて数々の成績を残した。

裕貴の「戦い」は、
K-4で初陣を飾ったこの試合から始まったと言っていい。

そして今年5月。
裕貴は戦いの舞台を、アマからプロに変え、新たな挑戦を始めた。

29日はきっと、
勝ち負けを越えたところの、心に残る試合をしてくれるだろう。

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篠田 剛 SHINODA Tsuyoshi
日本空手道建武館 館長
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