『ラグビーの精神 NO SIDE』220 日本空手道建武館 篠田剛

2012-03-15
ラグビーの精神 NO SIDE 日本空手道建武館.png

NO SIDE(ノーサイド)
ゲーム終了の合図をもって敵味方がなくなり、
互いの健闘を称えあうことを言います。
これもラグビー精神の代名詞でしょう。

本来は陽気で優しい人間が、
プレーが始まると猛々しい男に変わります。
笛が鳴ったら、もうもとの陽気で優しい男に戻るというわけです。

ラグビーの本場ではこういうことが、
当たり前のように繰り広げられています。

もとを辿ると、ラグビーは日常生活から離れて、
ど突き合いすることで発散を楽しんでいました。
お互いにど突き合うことを楽しんでいるような面があるんですね。

何でもそうですが真剣であればあるほど面白いじゃないですか。
だからゲーム中はもうとても白熱するわけです。

ところがラグビーの本質がわかっていないチームは、
ケンカのようになってしまいます。
だからゲームが終了しても、
何だか後味の悪い感情を引きずってしまうんですね。

そこで自戒を込めてNO SIDE精神を、
高らかにうたいあげているのでしょう。

振り返って空手の場合はというと、
やはり否応なしに組手ではガツンとやるんですね。

そして組手が終わると、達成感もあってか
互いにニコ~っと笑うんです。
何だかそっくりなんですよね。
ここら辺がラグビーに。

そっくりといえば、ケンカのように終わってしまう人間がいるのも、
やっぱりラグビーに似ています。

空手でも、空手道精神、武士道精神を、
高らかにうたいあげていかなければなりませんね。

最後まで読んで頂いてありがとうございました。
コラムは毎日掲載していますので宜しければ明日もまた読んでみてください。

篠田 剛 SHINODA Tsuyoshi 日本空手道建武館 館長
■板橋税務署の近くで目にとまる“ガマン売ります”のポスター。そう、建武館はガマンを標榜しています。
■今、必要なのは弱者へのやさしさです。損をしても正しいことをする正義感です。
■道場生に伝えたい“技は心に応ず”“拳足は警策なり”。
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■平日はどうしても時間がとれない方は、東武東上線・大山駅にある「コナミスポーツクラブ大山」にお越しください。都営三田線・高島平方面にお住いの方は、新河岸にある「わかたけ第2保育園」にどうぞ。
■私は空手の指導で役に立つ財団法人日本体育協会公認上級指導員の資格を取得、また介護予防サポーター、こころの健康サポーターの講習を受けて道場生の体と心のケアに努めています。

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※『空手のこころ』は2010年9月~2012年9月にマイベストプロ東京で公開した『館長コラム』を転載したものですので、掲載している記述は執筆時点のものであり現況とは異なることもあります。

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