『K-4グランプリ壮行会』 27

2011-05-03

平成16年3月に、
K-4グランプリに出場が決まった子の壮行会を開きました。
この会合が、のちのちの“おやじの会”の結成式となりました。

館長(先代)が会合で次のようなことを出席者に述べられました。

「戦後日本は目覚しい復興を遂げ、平和と繁栄の社会になったことは大変結構なことです。しかしその反面、ものが豊かになっても、心の豊かさがなくなって来ているように思えます。やはり世の中が金、金、金、となって来ていることではないでしょうか。
資本主義の社会では金がなければ勿論生活できません。だからといって子どものときから出世と金を得るために勉強だけさせてよいのでしょうか。メジャーなスポーツをさせ有名で金持ちになるだけのための教育はいかがなものでしょうか。
子どもの教育は金や自分だけの為ではありません。まずは周りの皆の為、社会の為に何かをさせたいものです。そして知育・徳育・体育の三拍子揃った教育をしていただきたいと思います。
幸いなことに父母の皆さんにおいてはそういう建武館の精神を良く理解されています」

そして、次のように締めくくっていました。
「今後も建武館において親子で修行しましょう。そして心と体を鍛え、芯の強い謙虚で寛容な人間になれるよう共に頑張りましょう!」と。

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篠田 剛 SHINODA Tsuyoshi
日本空手道建武館 館長
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※『ひと・もの・こと』は、2010年9月~2012年9月にマイベストプロ東京で公開した『館長コラム』を転載したものです。したがって、掲載している記述は執筆時点のものであり現況とは異なることもあります。

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