2011-02-21
後日談。
あの坂戸マラソンでの無念の気絶、そして入院。
無様に倒れてしまったし、どんな顔つきで失神していたんだろう。
そう思うと自分が情けない。
何としても再挑戦しないと気が済まない。
打ち上げのビールも焼き肉も不味かったしなぁ…。
そこで、リベンジするぞと早朝の走り込みを始めました。
もちろんこれからの指導も考えてのこともありました。
道場生からの技を受けて返せる体力と持久力を維持するためです。
そして一年後。
同じ坂戸でリベンジ、と考えていたのですが申し込みできず残念無念。
その代わり、ねりま光が丘ロードレースに参加することができました。
女房と、まだ幼い長男坊を連れてのお忍びリベンジをしたのでした。
タイムは世間並みのものでしたが“気持ちよく走る”ことができて満足。
リベンジを果たしました。
そしてもう一つのリベンジ。
それは焼き肉食べ放題。
不味くてしかたありませんでしたから。
家族三人はその足であの時と同じ池袋の焼き肉屋に向かいました。
もちろん、
おいしくビールと焼肉をいただいてリベンジ敢行です。
実に、取るに足りないリベンジ話でしたね。
だけどどんな些細なことでも、
借りを返す、雪辱を果たすというのは大事なことなんです。
何せ、リベンジするにはそれまで努力を続けなければならないのですから。
建武館 篠田剛
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※『おれの半生』は2010年9月~2012年9月にマイベストプロ東京で公開した『館長コラム』を転載したものですので、掲載している記述は執筆時点のものであり現況とは異なることもあります。