『和の心にふれよう~総合的な学習で~板橋区立常盤台小学校』71

2011-10-14

板橋区立常盤台小学校に白濱と二人で行きました。
4年生の児童に空手を指導するためです。

この小学校では毎年、
「和の心にふれよう」というテーマで総合学習を実施しています。
その講師として、日本の伝統や文化に精通する地域の方を招いています。

昨年当時、4年生だった児童がこの学校に在籍していました。
その児童と保護者が私を推薦してくれて、
昨年初めて指導させていただきました。
それで今年も依頼が来て、学校に伺ったというわけです。

空手は“殴る蹴る”といった、
いわゆるけんかの道具を使って人間を作ります。

子どもはちょっと覚えると、ためしてみたくなるものです。
たとえば「そろばん」を覚えたとします。
習いたての頃は自慢したくなって
「どうだ、計算が早いだろう!」と弾くかもしれません。
だけど誰に危害を加えるわけではありません。

しかし空手だと、
「ちょっとなぐらせて…」なんてことがあるかもしれませんね。
だから、中途半端な心では指導できないぞと、
褌を引き締めて行かせていただきました。


学校に入ると子ども達が待ち受けてくれていました。
私が受け持つ児童のようです。
にこやかな笑顔と、空手ってどんなもの?どんな先生?
という興味津々な顔で迎えてくれました。
子ども達と会って、やるぞ~!という気持ちが漲ってきました。

さて、日本の伝統文化を名乗るものでもなく、
ましてや講師という柄でもない私。
生徒達に何を伝えたいかを考えました。

それは、なぐる経験ではなく、
なぐられる「痛み」を学んでほしいということ。
わが痛みを通じて他者の心中を推し量ることができる人になってほしい。
さらに進めて、
いざというとき仲間を助けてあげられる勇気を身につけてほしい。
ということです。

どれだけ私の思いが伝わるかわかりませんが、
子ども達のエネルギーに負けないよう精一杯、
指導していきたいと思います。

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篠田 剛 SHINODA Tsuyoshi 日本空手道建武館 館長
財団法人日本体育協会公認上級指導員 介護予防サポーター
板橋区にある地元密着の空手道場で“ガマンを売る”空手家
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※『ひと・もの・こと』は、2010年9月~2012年9月にマイベストプロ東京で公開した『館長コラム』を転載したものです。したがって、掲載している記述は執筆時点のものであり現況とは異なることもあります。

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