『福島が好き!』52

2011-11-30

元巨人軍の中畑清さんをゲストに迎えたトーク番組がありました。
中畑さんら福島県出身者が福島について語るという番組内容でした。

中畑さんのお話しを聞いて、さらに福島が好きになりましたね。
こんなこと話していました。
「私が小さいとき悪さをしたらとなりのおじさんにボコボコに怒られました。帰ってきたおやじが、『清を怒ってくれてありがとう』とそのおじさんの所にお礼に行ったんです」。

もちろん、それは中畑家の話ではあります。
だけれど、以前にコラムで紹介した会津武士道のおしえ
「ならぬことはならぬ」。
つまり、ダメなものはダメ、つべこべ理屈を言うな、という教え。
これが福島の人たちの血に脈々と流れているのではないかなと、
中畑さんのお話しを聞いて思いました。

昔は「よその子もうちの子」で、みんなで子どもを育てたものです。
今では子どもがやっちゃいけないことして先生が叱ると、
親がクレームに来る時代じゃないですか。
もう、いいかげんそういうのはやめて、
みんなで叱ってみんなでほめていきませんか。

こういうことは上野のサルに学んだほうがいいですね。
サルのほうが、よっぽど人情があります。人間味があります。
人間は反省です。

関連コラム
『上野動物園のサル山 群れでしつけ掟学ぶ』137
『中国で起きた事件だと他人事のように思うなかれ』


追伸
その番組で一般の女性の方がインタビューに答えて、
こんなこと話していました。
「福島県人は情け深すぎて金儲けがヘタなのよね」
この言葉がまた、私のココロをくすぐってしまいましたねぇ。

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篠田 剛 SHINODA Tsuyoshi 日本空手道建武館 館長
財団法人日本体育協会公認上級指導員
介護予防サポーター こころの健康サポーター
板橋区にある地元密着の空手道場で“ガマンを売る空手家”
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※『時局放談』は、2010年9月~2012年9月にマイベストプロ東京で公開した『館長コラム』を転載したものです。したがって、掲載している記述は執筆時点のものであり現況とは異なることもあります

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