2011-10-28
中国でまた、路上に倒れた男性が救助されることなく、
約1時間放置されたというニュース。
今度は木下から聞きましたが事の真相はわかりません。
大事なことは、こういう痛ましい事故や事件を教訓として、
反面教師として、子ども達に教えていくこと。
この事件を、ああだこうだと理屈を並べる人がいます。
そういう言葉には辟易します。
可哀そうだと思えば、つべこべ言わず助け出せばいいのです。
会津武士道に「ならぬことはならぬ」の教えがあります。
会津藩の子どもは一人で遊ぶことは禁止だったそうです。
そして仲間が集まると「八つの格言」というものを唱和したそうです。
それは、
年長者の言うことを聞かなければならない、
卑怯なふるまいをしてはならない…
など単純明快な内容でした。
その最後に、
「ならぬことはならぬものです」と締めくくられていました。
つまり、ダメなものはダメ。
つべこべ言うな。
ということです。
やはり、小さいうちからこのような教えをしていくべきだと、
つくづく感じました。
中国で起きた事件だと他人事のように思うなかれ。
私は少し前に似たようなことを間近で遭遇しました。
(空手のこころ 『薄情な世の中』35)
あなたは目の前で倒れている人を、
本当に助けることができると思っていますか?
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篠田 剛 SHINODA Tsuyoshi 日本空手道建武館 館長
財団法人日本体育協会公認上級指導員 介護予防サポーター
板橋区にある地元密着の空手道場で“ガマンを売る空手家”
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※『時局放談』は、2010年9月~2012年9月にマイベストプロ東京で公開した『館長コラム』を転載したものです。したがって、掲載している記述は執筆時点のものであり現況とは異なることもあります。