2012-09-05
最近、横断歩道を青で渡りきれなくなった…。
そう思うようになったら、
今すぐ足腰トレーニングを始めてください。
まずは深呼吸。
肺の中の空気を吐ききります。
ふとん圧縮袋のイメージで、ペシャンコにします。
そして鼻から空気を吸い込んで肺を膨らます。
これでOK。
これは横隔膜という筋肉のトレーニングなんです。
呼吸が浅いと肺に十分な酸素を取り込む力が衰えてしまって、
ちょっと動くだけでハァハァ。
なので、横隔膜を筋トレして心肺機能を向上させて、
“筋トレできる体”にします。
それでは足腰トレーニングの開始です。
もしあなたが今、イスに座っていたら、まずは姿勢を正しましょう。
背中がなめらかな流線型を描くように、胸を張るのです。
その姿勢をキープしたまま、上体を前傾しましょう。
そう、“気を付け・礼!”の感じです。
すると、ほんの少しだけお尻が浮くのがわかりますか?
では次に、そのお尻をあとちょっとだけ、浮かします。
“礼!”をして上体が倒れているときに、
ほんの少しだけお尻を浮かそうとしてください。
太ももの筋肉が、ちょっと固くなったでしょう。
これでバッチリ。
太ももの筋トレ終了です!
えっ?これだけなの?
はい、そうです。
これなら職場でも、台所でも、できますよね。
やってください。
ちょっと物足りないなぁ、という人は、
お尻を数センチ浮かしてください。
もうちょっと、という人は、
浮かしたらその流れで、姿勢を正したまま起立してください。
こんな具合です。
ぜひ、今から、やってください。
諦めちゃ、だめですよ!
人生、これからです。
防災週間は今日まで。
だけど防災の心掛けは毎日。
お年寄りは諦めないで筋トレしてください。
ぎんさんの娘たち。とてもお元気です。
新しいことに積極的に挑戦する、とても好奇心旺盛な人たちです。
長生きの秘訣は、
そういった新しいことにチャレンジする好奇心なのです。
今から筋トレ、始めてください。
若者よ、体を鍛えよう。
自力で生き抜く体力を身につけよう。
そしていざというときは子供やお年寄りなど、
弱い人達を助ける優しさと勇気を持とう。
最後まで読んで頂いてありがとうございました。
コラムは毎日発信していますので宜しければ明日もまた読んでみてください。
篠田 剛 SHINODA Tsuyoshi 日本空手道建武館 館長
■“拳足は警策なり”。
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※『空手のこころ』は2010年9月~2012年9月にマイベストプロ東京で公開した『館長コラム』を転載したものですので、掲載している記述は執筆時点のものであり現況とは異なることもあります。