2011-11-27
2010年のいつだったか、
新聞に財津一郎さんのインタビュー記事が載っていました。
俳優として大成する陰には、
高校時代の先生(故人)との出会いが大きかったそうです。
その先生との思い出話にとても興味を惹かれました。
それは「麦踏み」のお話で、次のような内容でした。
財津氏は地主の子で、嫉まれていじめに遭っていた。
そんなある日、高校の恩師から「麦踏みに行くぞ」と誘われて畑に出た。
サクッサクッと茎の折れる音を響かせながら先生が口にした言葉。
「さぞ、つらいだろう。でも今は勝負のとき。この麦を見ろ。踏まれた麦ほど豊かに実る」。
人生はピンチの連続。
それに対して神が与えたもうた最大の武器が、“どっこいしょ”とネアカに乗り越える力……。
この記事を読んで“麦踏み”は、
子どものかっこうの実地教育になると感じました。
今はネットいじめという隠微ないじめが横行しています。
いじめに遭っている子には、
俺はお前の味方だ。心を強く持てよ、
と励ますメッセージとなります。
また、いじめられている友達がいたら助けてやるんだぞ、
というメッセージにもなります。
いつかみんなで麦踏みに行こう!と思いましたね。
季節は1月から2月にかけてのようですのでとても寒い時期です。
そんな早朝に、子ども達とせっせせっせと麦踏み開始。
ひとしきり踏んだら、たき火を囲んであたたかい味噌汁で体を温め、
おにぎりをほおばります。
ただそれだけのためにバスで出かけます。
えっ?麦踏んで終わり?
そうです。
ただ黙々と麦を踏み続けるだけの合宿です!
とはいえ…。私には農家の知り合いなどいません。
そこで、なのですが。
どなたか生産者の小麦農家や、農協の職員の方など、
紹介していただける方はいませんか?
この企画に協力して頂ける方がいらっしゃいましたら、
ぜひご連絡をください!
最後まで読んで頂いてありがとうございました。
コラムは毎日書いていますので、よろしければ明日もまた読んでみてください。
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篠田 剛 SHINODA Tsuyoshi 日本空手道建武館 館長
財団法人日本体育協会公認上級指導員
介護予防サポーター こころの健康サポーター
板橋区にある地元密着の空手道場で“ガマンを売る空手家”
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※『空手のこころ』は2010年9月~2012年9月にマイベストプロ東京で公開した『館長コラム』を転載したものですので、掲載している記述は執筆時点のものであり現況とは異なることもあります。