ミス・ユニバースの森理世さん同様、私達兄弟も片親で育てられました。
父は事業をやっていて凄く忙しく一家団欒も殆どなく、運動会や授業参観にも来てもらえず、朝起きも遠足の準備も、そしてしかも高校・大学の進路までも自分で決めたほどです。
でも毎日の苦しくも楽しい建武館での稽古はいつも父が一緒でした。
今思えば、この空手を通しての教育で、
「根性、努力、忍耐」 と 「継続は力なり」
ということを覚え、幼少時の自分のことは自分でということで、自立心が芽生えたような気がします。
ですから、今このコラムを読んで自省している父母の方がいらしたら、理世さんのお母さんの如く、時には心を鬼にして、
「かわいい子には旅をさせよ」
を実践してみてはいかがでしょうか。
建武館 篠田 剛
2010-10-09