感動をくれた子を称えます
キッズ大会の特長の一つは負けた子にも賞があることです。
たとえ負けてもすごく頑張って私たちが感動をもらった子には、
勝ち負け関係なく与えます。
もちろん勝つことに越したことはありませんが、
しかしたとえ負けても称えてあげているのです。
大事なことは強そうな相手にも、怖いながら立ち向かったということです。
負けるのがイヤと尻込みせずにやるだけやってみろよと、
背中を押しているわけなのです。
また、大会当日の評価だけではなく、
道場稽古で頑張ってきた子にも賞があるのも特長です。
道場で何カ月も前から大会に向けて努力し続けてきた子にも、
賞を与えています。
そして、自分のことしか興味のない子が多い中で、
心からの応援をして試合に臨む仲間に力を与えてくれたり、
朝からの長丁場でも気を緩めず自分を律した態度を取り続けた者にも、
賞を与えています。
このような賞を授与することで、痛みやつらさに堪えて、
倦まず弛まず努力することの大切さを教えているわけです。
おやじ組手で子どもと共感
そして表彰式前に行う『おやじ組手』もまた、
キッズ大会の意義を深くしています。
おやじ組手は親子で習う親が組手の演武をするものです。
演武といってもかっこいいものではありません。
どちらかというと“無様な姿をみせよう”という言い方のほうが、
正しいのかもしれません。
子ども達は何カ月もの間、キッズ大会のため組手ばかりやらされて、
つらい思いをしています。
殴られたり蹴られたりして、否応なく“無様な姿”となります。
そんなとき、励ますことができるのが、おやじ達です。
このキッズの会場で、おやじ達が“無様な姿”をさらけ出します。
わが子の前でガツン!ドスン!とやられます。
そんなとき、
“お前も大変だよな、わかるよその気持ち”
そう理解をしてあげるだけでなく、
“だけどそれを乗り越えて頑張ろうぜ、俺も頑張るからよ”
自分も痛みを知っているだけに、
とても子どもの気持ちがわかります。共感できます。
そして、だけど頑張ろうな、って、
心の底から背中を押してあげられます。
なんといってもおやじ達の、痛みに耐えるところがまたいい。
おもしろい。
そして、痛いはずなのに顔は爽やかな笑顔で
“な、空手っていいだろ!”
とても説得力があるわけですね。
建武館のキッズ大会って、そんな感じです。
これからも技の覇を競り合うだけの大会にしません。
大事な何かを学び取れる大会にしたいなと思っています。
キッズ大会の特長
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