思いやりを学べる 掃除は罰ではない

 自民党が通常国会への提出を目指している「いじめ防止対策基本法案(仮称)」の骨子案に、インターネットへの書き込みなども、いじめと認定する方針を盛り込んだという。
 非常に良いと思うが、いじめた児童らに罰として掃除を課すことも想定する、というのは残念だ。掃除は罰という誤った印象を与えかねないからだ。

 確かに、掃除は嫌だという人は多いかもしれない。しかし、汚したらきれいにするのは人として当たり前のことだろう。私は掃除を通じて、人が嫌なことでも自分から買って出る優しさや思いやりを持てるようになるとも考えている。子供たちには掃除を罰としてではなく、生きていく上で大切なものとして学ばせたい。


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2013年(平成25年)2月6日 読売新聞朝刊10面(投書)「気流」

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