2011-06-06
おやじ日本は、全国のおやじの会と連携を図りながら、
子どもたちを見守る運動を推進しています。
とても熱いおやじ達のあつまりです。
平成23年6月5日(日)に、
おやじ日本全国大会が渋谷区文化総合センター大和田で開催されました。
今回は「学校は社会の変化に対応できているか。そして親は…」
がテーマでした。
主文には、
「長引く景気停滞などでわが国を取り巻く状況はかってない厳しさ。その時代を担う“勉強ばかりではない、へこたれないたくましい若者”の輩出を期待。そのために一肌脱ぎたいと思う大人が社会の楽しさ厳しさなどを伝えることは大きな意義」
とありました。
子どもの教育は優しい愛情だけでなく厳しさもプラスされるべきでしょう。
悪いこと、特に命にかかわることをしたら、
厳しくしかりつけることは大事です。
例えば子どもがベランダから身を乗り出して遊んでいるとします。
落下すれば死につながります。
そんなときは降ろして尻を叩きます。
命を落とさないでよかったと安堵しつつ。
それほどの情愛が必要なんだと思います。
愛されていると感じている子は心が安定します。
自分を信じてくれている人がそばにいるだけで、
それだけで生きていけます。
子どもの気に入るようにふるまう大人が増えたとよく聞きます。
その真反対に自分の対面だけで虐待してしまう親も、
多いのではないでしょうか。
へこたれない逞しい若者にさせるには、
幼少の頃からの優しさと厳しさの両輪が大事です。
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篠田 剛 SHINODA Tsuyoshi
日本空手道建武館 館長
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※『空手のこころ』は2010年9月~2012年9月にマイベストプロ東京で公開した『館長コラム』を転載したものですので、掲載している記述は執筆時点のものであり現況とは異なることもあります。