『渋沢栄一の憂い』208 日本空手道建武館 篠田剛

2012-02-21



江戸時代になると、
商業上の取引が「書面」で行われるようになりました。
書面となると、
どうしても字を読んだり書いたりできなければなりません。

ならば子供のうちから学ばせよう。
こうしてできたのが寺子屋、小学校の前身です。
先人の努力と苦労、そして先見の明は素晴らしいものでした。

いや、先人の素晴らしさはそれだけではありません。
それは、利潤追求の学問だけではなく、
論語などの道徳もセットに教えたところです。

つまり私利私欲に走らず、
人格を磨くことで社会生活の規範を守らせようとしたのです。

ところがどうでしょう。
明治時代に入ると、
利潤追求の学問だけが脚光を浴びていってしまうようになりました。
道徳教育の方は、徐々に疎かになっていきはじめるのでした。

道徳の規範意識のない者が利潤追求ばかり学べばどうなるか。
そうです。
法律を犯さなければ何をしてもいいという狡猾な輩となるのです。

渋沢栄一はそれを憂いていました。
やはり世の中、算盤だけでなく論語も必要なのだと!

最後まで読んで頂いてありがとうございました。
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篠田 剛 SHINODA Tsuyoshi 日本空手道建武館 館長
■板橋税務署の近くで目にとまる“ガマン売ります”のポスター。そう、建武館はガマンを標榜しています。
■今、必要なのは弱者へのやさしさです。損をしても正しいことをする正義感です。
■道場生に伝えたい“技は心に応ず”“拳足は警策なり”。
■これからの社会の在り方として建武館が投げかける大事なメッセージ“よその子もうちの子”。
■建武館はK-1戦士を生んだ板橋初の道場です。空手道場というと、とても怖くて敷居が高いイメージですが、入ってみると意外にそうでないことがわかります。小さい子から壮年まで、初心者からアスリートまで、すべての人がそれぞれの目的を達成できるよう考えられた道場なのです。
■建武館では空手やキックボクシングはもちろん、3歳から始められる空手運動クラス、女性でも気軽にできるソフトキック、60歳からのアンチエイジングトレーニング、自主トレーニングコースも常設しています。
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■平日はどうしても時間がとれない方は、東武東上線・大山駅にある「コナミスポーツクラブ大山」にお越しください。都営三田線・高島平方面にお住いの方は、新河岸にある「わかたけ第2保育園」にどうぞ。
■私は空手の指導で役に立つ財団法人日本体育協会公認上級指導員の資格を取得、また介護予防サポーター、こころの健康サポーターの講習を受けて道場生の体と心のケアに努めています。

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※『空手のこころ』は2010年9月~2012年9月にマイベストプロ東京で公開した『館長コラム』を転載したものですので、掲載している記述は執筆時点のものであり現況とは異なることもあります。

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