6月13日(日)
サウス東京ANNEXで行われたStandupアマチュアVOL.4に建武館から11名の選手が出場しました。
Standupアマチュアは全日本新空手道連盟主催のアマチュアキックボクシングの大会で
今回も、密を避けるために2部制で行われました。
◇午前中は、新空手ルールの試合が行われ、建武館からは小中学生9名が出場。
○ 建武館勢の一番手は、第一試合の守屋富賀。
富賀は昨年10月と今年3月に行われたJAPANCUPを連覇している絶対王者。
しかし、今回の相手は、顔面パンチ有のキックボクシングルールにエントリーしていた選手。
小学生からキックルールで試合をしているので度胸も自信もあるはず。
加えて、体格も、富賀が今まで相手にしてきた中では最大級。
第1試合から不安な試合となりましたが、
いざ、試合が始まると勝負は一瞬でつきました。
「始め」の合図とともに突進してくる相手に冷静に上段前蹴りを合わせる富賀。
相手は倒れたまま立ち上がれず、そのまま、1本勝ちとなりました。
富賀が、また、最強に一歩近づいた試合でした。
○ 第3試合と第10試合、2試合のワンマッチを戦った永嶌伶朗。
自信を無くして、組手をしていても受け身の姿勢しか感じられない時期もありましたが、
今大会、第2試合では技ありを2本とり、合わせ一本勝ち。
第10試合では、気持ちを前に出した戦い方で圧倒し判定勝ちをしました。
スピードやパワーも付いてきましたが、
何よりも、気迫を感じさせる戦いぶりに成長を感じました。
○ 第11試合には、濵野虎太郎が登場。
相手は宿敵、後久湊君。
とはいっても、1度も勝ったことのない相手。
グランプリも制覇している実力者だ。
虎太郎曰く、7連敗中との事。
前回の対戦でも延長戦にまで持ち込んが、延長戦で判定負けてしまった。
彼に勝たないと優勝は出来ないので、どうしても勝ちたい相手だ。
今回も、虎太郎は持ち前の根性とスタミナで動き回り本戦引き分けとなり、延長戦に突入。
終盤、お互いが苦しくなったところで、虎太郎が必死の攻撃を出し、
僅差ではあったが、判定勝ちとなりました。
連敗を重ねた強敵からの価値ある1勝でした。
○ 第13試合は小林綺が登場
相手は同学年の女子でしたが、黒帯の選手。
構えや顔つきから、強い選手だと判ったのですが、
試合が始まると綺は力強い攻撃で終始優勢のまま試合終了。
判定勝ちを収めました。
試合に出始めの頃は、上段前蹴りで技ありをとって勝っていた綺。
武器が上段前蹴りだけなので、それ以外の技を磨くことが課題でした。、
今回の試合では上段前蹴りは一度も出さずに危なげなく勝てたので、
大きな大会での優勝に一歩近づいた試合でした。
○ 第1部の最終戦に寺嶋萌乃果が登場
4月に中学生になった萌乃果は、K-3ルールの試合に出場するために普段は顔面パンチ有の練習をしていますが、
今回は大会側の要請でK-4ルールの試合に出場する事になりました。
試合が決まったのが1週間前だったので、小学生に交じってk-4ルールの組手をしただけの練習で出場。
やりづらい相手に延長戦までもつれましたが、延長戦で判定勝ちとなりました。
その他の出場者も、今回は勝てませんでしたが、それぞれの課題に挑戦した良い試合でした。
◇午後から始まる第2部キックボクシングルールの試合にも2名の選手が出場しました。
○ 少年部指導員の小原大暁が一般Bクラストーナメント-60Kgに出場。
小原の最大の武器は、少年部時代に鍛えた前蹴りで、至近距離からでも相手を後ろへ吹っ飛ばす威力があります。
その前蹴りを中心に落ち着いた試合運びで試合をコントロール。
準決勝・決勝共に本選で完勝。堂々の優勝を飾りました。
大暁の試合は、小学生時代から沢山見ていますが、
パワー・テクニック・メンタルの三拍子が揃った1番良い試合でした。
覚醒した大暁の次の試合が楽しみです。
○ 第2部もう一人の出場者は戸田龍之介。一般Bクラストーナメント-65Kgに出場しました。
3月までは中学生でしたので、今回が、一般部での試合初挑戦でした。
背丈は伸びたものの、中学を卒業したばりで、大人とどこまで戦えるかが課題でしたが、
初戦から、大人相手に一歩も引かずに打ち合い判定勝ち。
決勝でも果敢に戦い延長戦までもつれますが、最後は体力の差が少し出てしまい判定負けでした。
急成長中の龍之介。こちらも、次の試合が楽しみです。