たくさんの道場生、関係者の方が応援にかけつけてくださいました。
小山ともども厚くお礼申し上げます。本当にありがとうございました。
2度目のタイトル防衛戦に臨んだ小山泰明。
だが結果は0-3の判定負け。
誰にも負けない努力をした小山でした。
しかしチャンピオンの座を明け渡し、ベルトは八神選手のもとへ。
負ければそんな努力は無になってしまうのが勝負の世界。
この悔しさは小山にしかわかりません。
そんな中、唯一、小山のある行動をしっかり見てくださった方がいます。
たいがいは選手の戦いぶりを見て評価をします。
しかし、その方が評価されたのは、戦いとはまるで違うところでした。
そして、だからこそ小山はまだまだ強くなる、とまで言って下さいました。
その方はナイスミドルを主宰する大森敏範さんです。
試合途中での選手紹介の最中でのことでした。
大森さんは私に「あのサンダルを見てください」と仰いました。
そしてリングに昇る階段の下にある、選手が脱いだサンダルを指さしました。
見てみると、ひと組、ちゃんと揃えてありました。
小山のサンダルです。
大森さんは私に「これがジムと道場の違いです」と。
そして、…
「勝負の神様はこういうところをちゃんと見ています。
小山はまだまだ強くなります」
ほんとに嬉しい。
どんな励ましの言葉よりも励みになりました。
おそらく大部分の人たちは、揃えたことを誉め讃えると、
仁に過ぐれば弱くなる、「だから負けるんだ」となるでしょう。
ところが大森さんは違った。
逆に、だからこそ小山はまだまだ強くなるとまで言ってくださった。
大森さん、本当にありがとうございました。
勝って、小山の正しさを証明していきます!
左:小山のサンダルは回れ右をして脱がれていた。
右:選手紹介を終えてリングを降りる小山。
試合本番でも揃えてリングに昇っていた。
『J-KICK 2014 ~The sign of brave heart~ 3rd』
2014年8月17日(日)
後楽園ホール
第9試合セミファイナル J-NETWORKフェザー級タイトルマッチ 3分5R
小山泰明 VS 八神剣太