第217回 新空手道東京大会のご報告

2012年7月29日(日)
荒川総合スポーツセンター

この日の東京は気温30度を超える真夏日となり、会場の体育館柔道場はうだるような暑さでした。この大会に建武館より一般2名、年少9名が出場しましたが、出場選手はみんな暑さをものともせず張り切って試合に臨んで熱戦を繰り広げていました。

■G-4ルーキートーナメント
小学1年生部に出場した鹿住祐世はこれが初出場かと思うほどいい戦いをしていました。しかし一瞬のスキを狙われて上段蹴りが入って判定負け。いつものアグレッシブな動きができれば次は勝利をつかめるでしょう。小学2年生部に出場した小原大暁は上段蹴りの併せ一本で勝ち進み準決勝も技ありで決勝進出するも決勝で敗退し惜しくも準優勝。前に出ろ、の言葉で勇気をもらってファイト漲る戦いができたことは必ず次につながると思います。小学3年生部に出場した池田礼は突きと蹴りをうまく使い落ち着いた試合運びで勝ち進みましたが2回戦では相手の動きを捉えることができず敗退。動く相手を追い込む足捌きや技を繰り出すスピードを養うといいですね。
■G-4トーナメント
小学1・2年生部に出場した篠田一心は延長戦に勝って決勝へと進み、接戦の末相手の減点も幸いして優勝しました。さばきを最小限にしつつ即反撃するスピードを身に付けるといいでしょう。小学3・4年生部に出場した浅見虎大は理想的な技の組み立てで決勝まで勝ち進みましたが惜しくも敗れて準優勝。技とスピードを下げずに力を加えられたら鬼に金棒です。遠山莉生は攻め続けましたが減点注意がひびいて第1戦で敗退。突き技を身に付けて武器にすると莉生の良さが出ると思います。小学5・6年生部に出場した浅見竜空は嬉しい初優勝。試合では相手にプレッシャーをかけて優位な試合運びを展開。決勝でも上段蹴りを決めました。小林穂夏は力強い突きを武器に突きからの蹴りが決まり1回戦を突破。しかし2回戦は同門対決で浅見と当たり敗退。クレバーな試合展開ができるので、捨身で勝負する気持ちを持てば強くなります。藤村謙太郎は地力と技のうまさは抜群ですがこれまで勝ち星に恵まれませんでした。しかし今回は突きとローが冴えて嬉しい初白星。挫けず頑張り通した甲斐がありました。
■G-3トーナメント
軽量級に出場した相原雅仁は1回戦は延長戦までもつれる接戦でしたが終盤スタミナが切れたのが印象を悪くして0-1で引き分けで、体重判定で辛くも準決勝進出。準決勝の相手は今回優勝した強敵。しかし蹴られても突き返し一歩も譲らず白熱した試合でした。ラスト10秒でバテなかったら?タラレバを言ってもしかたありませんがとても惜しい。実際に決勝戦よりもいい試合内容でした。
■G-2トーナメント
軽中量級に河島由征が出場しました。初戦は緊張でガチガチになりながらどうにか勝利。準決勝では力みもとれて突きの技ありで決勝進出。決勝本戦では勝負がつかず延長戦。それでも決着がつかず再延長。しかし河島は最後まで死力を尽くして戦い抜き、念願の初優勝をもぎ取りました。力も出し尽くしたあとの延長戦は苦しいものです。ましてやうだる暑さの中なので一層大変です。もしかしたら再延長では意識は朦朧としていた中で気持ちだけで動いていたのかもしれません。とにかく頑張りました。

出場選手はみな頑張りました。大事なことは今回の試合を自分なりに振り返ってみることです。そして島野、白濱、小山のアドバイスをしっかり聞いて修正していこう。

応援に駆け付けてくれた小山、育美、しおり、菅原一家、西川母子、みなさん有難うございました。

この大会はGAORA「格闘KING」で放送されます。初回8月13日(月) 24:00 ~ 26:00、以降再放送は8月15日(水) 13:00 ~ 15:00、8月16日(木) 6:00 ~ 8:00、9月6日(木) 9:00 ~ 11:00。次回大会は9月16日(日)です。

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