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空手のこころ

『イイ話は子どもに聞かせましょう』72

2011-06-21

実は宮本さんの事故の11日前に、
JR上野駅でもホーム転落者の救出劇がありました。

偶然ですが、韓国人留学生らの救出・死亡事故が起きたのも、
6年前の同じ日でした。

JR上野駅で救出活動した人は、
韓国人留学生を題材にした映画の原作を読み終えた直後だったそうです。

人助けはできるようでなかなかできません。
ふだんから思っていないとすぐには行動がとれないものです。
しかも自分の命にかかわることならなおさらです。

この人は常に身を賭してもやるんだと思っていたのでしょう。
救出した方に共通するのは何事も一生懸命で、
弱い人を見ると放っておけない人のようです。

ある物事に刺激を受けて行動意欲が湧き立つ、
ということがよくありますよね。

下種な話ですが任侠映画を観終わると肩で風切って歩くでしょう。
そんなときは、弱い者いじめしちゃいけないよとサラッと言えたりします。

そう考えると、
偉人伝やイイ話は子供たちにどんどん聞かせてあげることが大事です。

以前もお話ししましたが、これはと思ういい記事は切り抜いて、
掲示板に貼って子供たちに読ませています。
JR上野駅での救出活動記事も、
次のようなコメントを書いて貼っていました。

義を見てなさざるは勇無きなり
いつも“オレは強い”といばっていても
イザ!という時に何もできない様ではダメ。

ホーム転落3人で救出.jpg
ふだんカッコいいこと言っている人が、
イザとなったとたんに尻込みしてしまうのはみっともないですよね。

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篠田 剛 SHINODA Tsuyoshi
日本空手道建武館 館長
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※『空手のこころ』は2010年9月~2012年9月にマイベストプロ東京で公開した『館長コラム』を転載したものですので、掲載している記述は執筆時点のものであり現況とは異なることもあります。

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