平成26年10月23日(木)午後2時、日比谷図書文化館で、ダイバーシティ(diversity、多様性)経営についてのシンポジウムに、建武館後援会会長の村田昭浩さんがパネリストとして登壇します。
ダイバーシティとは、違いを尊重し合おうという概念で、様々なバックグラウンドを持った人材の能力を活かし、共に社会を作っていこうとする考え方です。
現在、ダイバーシティについては、女性や高齢者・障がい者・外国人、あるいは、ひきこもりや更生中の若者、介護のある方、HIV等の難病患者、LGBT(性的少数者)まで、幅広く議論されています。
今回は、その中でも障害者、若者に焦点を当て、さまざまな個人的事情を抱えた人を活かす工夫を、積極的に行っている先進事例から、ダイバーシティ経営を討議します。
村田さんは、保護司として、そして協力雇用主としての立場から発言していただけるでしょう。ご興味のある方、ぜひ足を運んでみてください。
シンポジウムチラシPDF
協力雇用主について。
出所者の中には、反省のはの字もない者もいるかもしれません。ところが大半の人は反省して悔やんでいます。世の中はそういう人たちを十把一絡げにして、“犯罪者”という目で見てしまいます。そこで、更生を決意した彼らを信じて雇うのが協力雇用主です。
雇う側に理解がなければ再就職することはできません。彼らのためにも、世の中をよくするためにも、協力雇用主の存在が必要なのです。
◆村田昭浩氏(株式会社アーバン・ハンズ 代表取締役)
東京都出身。1989年、内装仕上・塗装工事などの建築関係工事を手がける株式会社アーバン・ハンズを設立。1991年頃から非行少年の雇用を始める。 2004年から保護司として、犯罪や非行に陥った人を更生する任務にも従事。2007年には、協力雇用主(少年院・刑務所を出た人の社会復帰を支援する制 度)として登録、保護観察対象の若者の雇用を積極的に進めている。