おれの半生

『自戒をこめて』 21

ドロシー・ロー・ノルトというアメリカの家庭教育学者の作った「子ども」という詩です。 2005年2月、皇太子殿下が誕生日の記者会見で朗読されて広く知るところとなりました。   批判ばかりされた子どもは 非難するこ…

『血気盛ん』 22

中学時代はあまりケンカはしませんでした。 ただ友達が、言いがかりをつけられて絡まれた時は身を挺することはありました。しかし、小柄で童顔な私は、なめられることがよくあり、悔しい思いをしたものです。 高校に入ると金城裕先生か…

『破邪顕正』 23

血気盛んな高校時代、ケンカもしばしばでした。 ケンカを自慢したり誇らしげに語りませんが、しかし、男として卑怯なまねはしなかったという事実はあります。 自分より小さい者、弱い者を相手にしたり、集団で一人をいじめたり、武器を…

『度量』 24

2010-12-02 度量の大きさ、包容力。どれも親父はずば抜けていました。 とても懐の深かった男でした。 高校時代、兄弟の友人が道場に大勢集まり、クリスマスパーティだといってドンチャン騒ぎ。当時ディスコが流行っていてみ…

『慎みと辛抱と』 25

2010-12-03 食事、服装。 ともに親父は、とても質素でした。 食事は決まって、ごはんに焼いたたらこ、そして熱いお茶。それだけ。 たらこでない日は塩辛くて堅い焼き魚です。 家族で焼き肉を食べに行くときは、決まって親…

『親父の茶目っ気と社会貢献』 26

2010-12-04 親父のもう一面。 ユーモアと茶目っ気のある人でした。 人を喜ばせることに全力疾走する人でした。 事業が上向いている頃の話。 千葉に平屋を一軒、夏のシーズン中に借りました。 そこに、社員や少年野球チー…

『イクメン子連れ狼』 27

2010-12-05 オチンチンを紐で結ぶイタズラは、危ないですからマネをしないでください! 親父だからこそ、親父との人間関係ができていたからこそですので。 このように親父は茶目っ気があり優しい人でした。 ただしそれは私…

『手術の日』 29

2010-12-07 親父が癌になった。 あの、強い親父が病気に負けるなんて。 とても信じられませんでした。 それまでひとつも、まったく、 ここが痛いあそこが痛いなど、親父の口から聞いたことありません。 私たち子どもの前…

『最後の教育』 30

2010-12-08 ちょっと散歩に行ってきます。 そう言って、親父は手術室に入りました。 予定時間が大幅に過ぎて手術は終わりました。 完治は無理。 覚悟の上ながらも淡い期待は消えました。 術後の回復を待ってのち退院し、…

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