『なぐり合うはぶつけ合う』 11 人間関係に悩む人は多いと思います。言いたいことも言えず、不満がつのるばかり。何から何まで真っ暗闇よ、と。 言いたいことを言えば波風が立つかもしれません。しかし、意外と後腐れがなく、逆に人間関係が良好になることが多いもので…続きを読む
『空手は野蛮?』 12 空手は、本当の価値を評価されておらず、いまなお文化的偏見と蔑視は残っていて、空手は野蛮で暴力的であり、文化的に低いものとみなされています。 なぜ、空手は文化的に低くみなされているのでしょう。 第一、見た目がとても野蛮です…続きを読む
『ケンカの道具から人間を育てる空手へ』 13 殴る行為は空手を知らなくても本能的に出る行為なのですが、たしかに習いたての人や小さな子どもは、空手をケンカに使うこともあり、それに対して眉をひそめる人もいます。 精神が未成熟な段階では起こりうることなのも事実です。しかし…続きを読む
『体を動かすのは心』 14 道場に「応心技」という墨痕あざやかな額が掲げられています。 “わざ、こころにおうず”と読みます。 その意味は「心の在りようで技は一変する」ということで、まさに至言。 先述の通り空手は拳足を使います…続きを読む
『強い空手家である前に』 15 自分の周りにはつらいことより楽しいことが多いので、 その誘惑に負けてしまうことがあります。 また、塾や習い事、そして中学生になるとクラブ活動を始めると、 どうしてもやめる道を選んでしまいます。 確かに空手を始めれば強くな…続きを読む
『試合とは』 16 何事もやるからには一番を目指します。 なぜ一番を目指すのでしょう。 一番にたどり着くまでいくつもの壁を乗り越えなければなりません。 孤独に耐え、誘惑を断ち切り、もがき苦しみます。 こうして壁を乗り越えることで、 自信がつ…続きを読む
『建武館空手は空手ではない?』 17 建武館はキックボクシングの技を取り入れています。 その訳は、キックボクシングが一番いいとか、立ち技の中で最強だから、 というわけでもありません。 では、なぜ取り入れているのでしょうか。 その最強の技でもって打たれれば痛み…続きを読む
『大事な自負の心』 18 自由組手という稽古があります。 これは実際に突き蹴りを自由に当てあう稽古です。 試合と違って稽古での組手は勝ち負けは不問です。 では何が大事なのかというと、 自分より強大なものから逃げ出さなかったことを誇りに思う心、 …続きを読む
『直観力』 19 女性の護身術が流行っていますが、テクニックだけ覚えてもいざというとき役に立ちません。 今は平和で安全に守られてすぎていて身に危険を感じ取る感覚が鈍っています。 暗い裏通りを歩いたら危ないなとか、 ひったくりに遭わないため…続きを読む
『陰徳あれば陽報あり』 20 実力主義の競争社会となった今、 自己主張し、自分のいい所をどんどん見てもらわなければ 生き残れない世の中になりつつあります。 ややもすれば人の見ていないところでいい事をやっても無駄 という人もいるかもしれません。 しかし…続きを読む