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空手のこころ

『なぜガマンか 3』 45

2011-01-08

ガマンを標榜する建武館。
ガマンがなぜよいのでしょう。

私はタバコを吸いませんが、喫煙者であってもポイ捨てはせず、
面倒でも歩いて吸殻入れに捨てるでしょう。

私は、目の前で弱い者いじめを見つけたら、
迷うことなく止めに入ります。
心の中でそう決めていますので、必ず助けます。
その時の機嫌で変わることはありません。
今日は機嫌が悪いから見て見ぬふりをしようなどと思いません。

つまり、ガマンを覚えると、
自分の行動や判断の尺度となる規準が確立されて、
身勝手な生き方をしなくなります。
一度、こうと決めたらブレない。
ガマンは行動にブレのない人間を作ってくれるのです。

このように、ガマンというのは、
肉体的な痛みを堪える、というだけではありません。
それでは、ガマンの効用をまとめてみましょう。

ガマンは、孤独に耐えて自分を追い込めることができます。
粘り強く行動しますので、
物事を成し遂げて成功する可能性が拡がります。

ガマンは、自分と意見が合わない人を避けずに接することができます。
毛嫌いせずに聞くことで、
なるほどと知見が広がることも期待できます。

ガマンは、ブレない芯を作ることができます。
言動がころころ変わらないので人から信頼されるようになります。

結論めいたことを言いますと、
なぜガマンを標榜するのか。
それは、

「人に慕われる人を作るため」

なのです。
この人と一緒にいたい、
そんなカッコいい人がいっぱいいる世の中にしたいのです。

建武館 篠田剛

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※『空手のこころ』は2010年9月~2012年9月にマイベストプロ東京で公開した『館長コラム』を転載したものですので、掲載している記述は執筆時点のものであり現況とは異なることもあります。

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